なだらかな丘陵に囲まれ、晴れた日には秀麗な羊蹄山を望むことが出来る洞爺湖。
冬でも凍結しないこの湖には、北海道らしいスケールの大きな伝説があります。
むかしむかし、洞爺湖が今のように大きくなかった頃、湖を埋め尽くすほどの巨大な一尾のアメマスが棲んでいたそうです。
ある日このアメマスが、鹿を丸呑みにしたところ、角が腹に刺さり死んでしまいました。
そしてその死体が滝口に流れついたため水をせき止め、水位が上がり、現在の洞爺湖になったということです。
 
 
湖の中央に浮かぶ島々。 中でも大島は、エゾシカ達の楽園。
熊などの天敵がいないこの島にひとつがいの鹿が渡り、繁殖したのが始まりと言われ、今では数百頭が棲むとされています。
緑の原生林が生い茂り、数十種の野鳥達が歌う、自然の宝庫です。
 
 
この博物館は、昭和30年に、道内の森林資源を主体とした資料の展示によって洞爺湖の中島に開館しました。
その後、森林資源だけでなく、洞爺湖を取り巻く豊かな自然と、恵まれた水と緑を中心に、そこに生きるさまざまな生き物をテーマに加え、内容を充実させてきました。
 
 
◆森の出来るまで
焼けただれた地表や、火山灰でおおわれた火山原野から、コケの仲間や、ススキ、イタドリなどを中心とした草原ができ、その後、低木林、落葉広葉林、混交林と森の出来るまでを紹介しています。  
 
◆洞爺湖の誕生
10万年ぐらい前の洞爺湖一帯は、平らな原野でした。
激しい火山活動のすえ、中央火口丘の中島とカルデラ湖が生まれたのです。
この過程をわかりやすく紹介してあります。
 
◆中島のエゾシカ
中島には、数多くのエゾシカが住んでいます。
”オスシカ”の戦いの様子をあらわしたハク製を中心に角、頭骨などの標本と写真やパネルによって”洞爺湖中島”のエゾシカとその研究の様子を紹介します。  
 
 

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